2019.03.17 08:30:09
皆様こんにちは!アシコタウン歯科の綿引です。今回は、入れ歯(義歯)についてお話いたします。
義歯を装着していると、歯ぐきに痛みを感じることがあります。
型をとって、ご自身に合うように作製したはずなのに、なぜ痛みを感じるのでしょうか?その理由を説明していきます。
義歯の噛み合わせが不安定だと、食べ物を噛んだ時の力が分散されず、部分的に土台の歯ぐきに強く力がかかるため痛みが出ます。
義歯を入れただけでは痛みがない、噛み合わせると痛みが出る場合は、噛み合わせの調整を行うことで痛みが改善されます。
歯科医院で噛みあわせをバランスよく整える事で、痛み無く快適に楽しくお食事をとる事が出来るようになります。
土台になる歯ぐきが痩せてしまうと、歯茎と義歯の内面の適合が悪くなり、義歯が外れやすい、噛んだ時に動く、などの症状が出ます。
義歯が動いてしまうと、噛むたびに強く当たっている歯茎が擦れ、痛みが出ます。
歯ぐきや口腔内の形態は、義歯を作った時とずっと同じではありません。
義歯を支えている骨は徐々に吸収されて薄くなってしまったり、歯ぐきも歯がなくなると徐々に薄くなります。
バランスよく義歯の内側全体が当たるように義歯を定期的に調整する事で、骨の吸収を抑えることもできます。
加齢などにより歯ぐきの粘膜が薄くなってしまうと、歯ぐきと義歯とのクッション効果が少なくなってしまいます。
骨にとがった部分や膨らみがあると、部分的に歯茎が薄くなります。その部分は歯茎のクッション効果が弱いため、噛んだときに痛みが出ます。
このような部分は、当たらないように調整したり、あまりにもひどい場合は、骨の形態を修正する必要があります。
慣れない義歯をつけて硬い物を噛んでしまうと粘膜が力に耐えられず、痛くなってしまうことがあります。
粘膜が慣れるまでは、軟らかい豆腐や煮物などをゆっくり噛むようにして下さい。今までのご自身の歯と同じようにはいかないこともありますが慣れてくると普通にお食事できるようになります。
より長く快適に使用するためには、定期的に歯科医院で義歯の調整をする必要があります。
義歯は作ったら終わりと思われがちですが、違和感なく噛めたり、口を動かしたりした時に痛くなかったりと、自分にしっくりなじむようにするには、何度か調整しなければなりません。
特に、初めて義歯を作る方はお口の中に大きな異物が入るため、最初は違和感がありますが、1ヵ月ほどで慣れてくることがほとんどです。痛みがなければ就寝時以外はなるべく装着することで、より早く義歯になれる事が出来ます。
また、入れ歯は1回作ったら一生ものというものではありませんが、変わり行くお口の中の状況に合わせて調整をすることで、出来るだけ長い間お使いいただけるようになります。
当法人では、義歯を作った際は、保管の仕方や、お手入れ方法なども説明しています。もしわからないことがありましたら遠慮なく質問してください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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