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顎の痛みについて

2018.12.02 08:30:35

皆さんこんにちは。おやまモール歯科の院長の川田です。
今日は顎の痛みについてお話しようと思います。

 

 

顎の痛み

 

 

顎の痛みというと漠然としていますが、原因は様々あります。
それぞれお話していこうと思います。

 

 

①外傷

転んだり、事故にあったりして顎を強打してから痛い、口が開きにくい、噛み合わせがおかしくなった等の症状があれば顎骨の打撲や骨折が疑われます。骨折であれば一般開業医での治療は困難で全身麻酔下で顎骨の整復固定の手術をする必要になる場合が多いです。打撲であればぶつけた衝撃で顎の関節や骨にダメージが加わることで口の開け閉め時の痛みや、ぶつけた部位の痛みが起こります。

 

 

 

②顎関節症

顎関節症にも様々分類がありますが、耳の前あたりが口を開け閉めしたり、強く噛みこむと痛いという場合にはこれが疑われるかもしれません。代表的な症状としては開口時、閉口時の痛み、顎が痛くて大きく口を開けられない、開け閉めすると顎がカクカク音が鳴るなどです。治療方法は症状によって様々ですが、噛み合わせの調整をするためのマウスピースを作って顎の関節の安静を図ったり、重症の場合は外科手術を行う場合もあります。顎に負担のかかる生活習慣を改善させ経過観察することも多いです。

 

 

 

③親知らず

親知らずのことを智歯と呼びますが、親知らずの生え方が半端な状態である場合に汚れが溜まりやすくなり、周りの歯肉が炎症して腫れてしまい痛みを感じます。これを智歯周囲炎といいます。親知らずは顎の関節に近い為、炎症が顎の関節まで及ぶことが多く、親知らず由来の痛みでも顎が痛いと感じてしまうことがあります。

また親知らず自身が虫歯になって神経まで達してしまうと顎まで痛むような強い痛みが起こると言われています。治療方法としては歯肉の炎症が落ち着いたら抜歯を行います。

 

 

 

④虫歯

歯髄炎及び根尖性歯周炎

歯髄炎は虫歯が歯の神経まで達したことで痛みが起こり、根尖性歯周炎は歯髄炎がさらに進行し歯の根元に膿がたまり顎まで痛みが起こります。この2つは虫歯由来の歯の痛みの代表的なものですが、これらが進行すると顎の骨まで炎症が波及し顎にも痛みを感じる場合が多いです。治療方法としてはいわゆる歯の神経の治療であり複数回かかる治療です。中断してしまうと歯がかなり弱ってしまい、抜歯になってしまうこともありえます。

 

 

 

いずれにせよ放置しておくと重篤な症状に進行しかねません。少しでもおかしいなと思ったら早めの歯科受診をお奨めします。痛みが無くても定期的に歯科受診することで特に③と④は痛みが出る前に治療しておけば未然に防ぐことができる場合が多いです。早期発見・早期治療が大切ですね。

痛みが無くてもぜひ定期的なメインテナンスをおすすめします、ご不明な点等あればいつでもお近くの医院までお問い合わせください。

 

最後までお読みいただいてありがとうございます。

宜しければ こちら(嚙みしめによる影響)もご覧ください。

 

 

 

 

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