医療法人 恵優会

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歯が痛くなるのはなぜ?

2017.03.05 19:54:03

こんにちは。

本日も医療法人恵優会にご来院いただきありがとうございます。

今回は「歯が痛くなるのは何で?」という疑問についてブログを更新したいと思います。

興味がありましたら是非ご覧ください🎵

 

歯が痛くなる原因歯科②


1.知覚過敏(Hys)


「知覚過敏」という言葉を聞いたことのある方も多いと思いますが、

そもそも「知覚過敏」って何だろう?



知覚過敏は、歯の表面を覆っている「エナメル質」という人間の身体の中で最も硬い組織に傷がつき削れてしまい、「象牙質」という歯髄(神経)を取り囲む組織が露出し、刺激が加わり「歯がしみる」という症状が起こることです。

 

主に、ブラシング圧が強い方や歯ぎしりをする方に起こりやすいです。

歯ぎしりが気になる方は「マウスピースの役割」

をご覧下さい。

治療方法は、しみ止めでコーティングすることや

深く削れている場合はコンポットレジン充填をする場合もあります。

樹脂で埋めるイメージです*

以前「医療法人恵優会」のTwitter、facebookでも投稿したこともあるので、

重複してしまう方もいるかも知れませんが、

当医院では、「MIフロー」という樹脂を使用しています。

従来のフローよりも頑丈で劣化しづらくなっています。

また、毎日の歯磨きでツヤを維持する「セルフシャイニング効果」もあります。

コンポットレジン充填について詳しくは「コンポットレジン」をご覧下さい。

知覚過敏は人によってはお薬を塗ったり、詰めたりしても中々症状がすぐには改善しない方も多いので、

根気強く処置と経過観察を続けていく必要があることも多いです。

 

その他にも歯周病等の歯周疾患の場合は歯周疾患の治療が必要となります。

詳しくは「歯周病について」

をご覧ください。

 

2.歯髄炎(pul)


歯髄とは「歯髄腔」と呼ばれる空洞の中にある神経や血管が通っている組織です。

歯髄炎とは、「生活歯」という神経の治療をしていない歯の歯髄が炎症を起こしてしまうことです。

 

歯髄炎の多くは虫歯によるものです。

虫歯の進行はC0~C4の5段階に分けられます。

歯髄炎はC3という虫歯が歯髄まで進行してしまった状態です。

虫歯が歯髄まで達してしまい

何もしなくても痛い等の「自発痛」が出てしまった場合、

先生が「不可逆性の治らない炎症が起きてしまった」と診断した時に

神経を取り除く治療になります。

詳しくは「歯の神経の治療について」

をご覧下さい。

 

3.根尖性歯周炎(per)


根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)とは、歯根の周辺組織が炎症を起こすことです。

歯髄には神経と血液が通っています。

神経が死んでしまうと血流もなくなるため、栄養が届かなくなります。

血流がなくなると白血球の免疫機能が働かなくなり、

細菌を根の外へ出す力もなくなってしまいます。

その為、歯髄が入っている「歯髄腔」という空洞の中が感染し歯の中と唯一繋がっていた歯根の先「根尖」から細菌が毒素を出します。

この毒素や細菌が歯周組織に炎症を起こし、根尖性歯周炎となります。

 

主に虫歯が大きく神経が死んでしまった場合や

神経の治療を行った歯が再感染をする場合に起こります。

神経の治療は一度行っても一定の確率で再感染してしまいます。

 

歯を残せないと判断した場合は、

周りの歯に影響を起こす可能性がある為、抜歯となります。

 

4.智歯周囲炎(perico)


智歯歯周炎とは、親知らずの周囲が腫れることです。

親知らずは、横や斜めに生えていたり、

歯茎が被っている場合もあります。

また、一番奥に生えている為歯ブラシが届きにくく周囲に細菌が残りやすいです。

 

智歯歯周炎は、疲れや寝不足等、身体の抵抗が下がってしまうと繰り返されることがあります。

智歯歯周炎が繰り返されると歯茎が下がったり、

細菌が顎の中に入り込んでしまいます。

こういう場合がある為、まずは消毒や投薬で炎症を抑え、原因の親知らずを抜歯することが多いです。

親知らずの抜歯については「親知らずの抜歯について」をご覧下さい。

 

5.歯周病の急性発作(P急発)


歯周病急性発作とは、歯周病菌が「歯周ポケット」と呼ばれる歯と

歯茎の隙間から歯周組織の深部に入り込み増殖することで

歯周病の急性発作が起こります。

症状は、噛むことも難しく、腫れがひどく、痛みや出血膿が出ることもあります。

治療はとしては、まず原因の部分の消毒や投薬で症状を抑えた後

歯周治療(歯石取り等)を行います。

全身に悪影響を与えかねませんので、歯周疾患の治療、口腔ケアを

一緒に頑張りましょう。

 

6.咬合性外傷


咬合性外傷は2つのパターンがあります。

①噛み合わせが高いことや歯ぎしりなどで歯に強い力が加わって起こる外傷。

②歯周炎で歯を支える骨(歯茎)が弱くなった歯に正常な噛む力が加わって起こる外傷。

の2つに分けられます。

 

7.顎関節症


「顎関節症」という言葉を耳にした方は多いかも知れません。

食事中に顎が痛い等の症状は顎関節症かもしれません。

詳しくは後日投稿します。

「マウスピースの役割」

にも少し載っていますので、宜しければご覧下さい。

 

8.心因性疼痛(しんいんせいとうつう)


心因性疼痛とは、精神的なストレスで痛みが出る等心理的な要因により引き起こされる痛みです。

痛みの程度を大きくして訴える等心理的要因と

痛みが相互に影響を及ぼし合っっているものとされています。

その場合、精神的なストレスや社会的な問題を取り除くことも重要です。

 

 

最後に、歯が痛い等の症状が出てからだと虫歯が進行している場合も多いので

虫歯の早期発見の為にも定期検診に通うことをオススメします♫

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

何か分からない事等ございましたらお尋ね下さい。

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