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虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのはなぜ?

2017.06.11 23:41:34

こんにちは。おおたメディカルモール歯科の櫻井です。今回は虫歯になりやすい人となりにくい人について説明していきます。

 

虫歯になりやすい人の特徴

 

1.唾液の量が少ない

唾液には虫歯菌や歯周病菌が増えないようにする作用があります。また、再石灰化といい、食事の時にわずかに溶かされた歯の表面のエナメル質を元に戻す働きがあります。

唾液の量が少ないと、これらの作用が弱くなり虫歯菌や歯周病菌が増えてきます。そして、唾液の再石灰化作用が弱くなり、虫歯になりやすいのです。

 

2.間食が多い

虫歯菌の餌は糖類です。糖類が多い食事や飲料を不定期に何度も摂取していると歯の表面が溶け、再石灰化が追いつかなくなり、歯の表面に虫歯の穴ができてしまいます。

 

3.磨き残しが多い

歯をきちんと磨けている人は意外に少ないです。歯ブラシだけでは汚れが取りきれない事が多いので、歯間ブラシなどの補助道具も一緒に使用することをおすすめします。

 

4.歯並びや咬み合わせが悪い

歯並びが悪いと歯にブラシが当たりにくいため、磨き残しが多くなりがちです。また、咬み合せが悪いと歯にかかる力が不均等になり、歯に余分な負担がかかります。余分な力がかかることにより、歯の表面が割れてしまうこともあります。その割れた部分から虫歯菌が入り、虫歯になりやすい状態になります。

 

虫歯になりにくい人の特徴

上記と逆の特徴をもつ人が虫歯になりにくいです。すなわち、唾液の分泌量が多く、間食では糖類の摂取量が少なく、歯ブラシだけでなく補助道具も使って歯磨きをしっかりし、歯並びや噛み合わせに問題がない人です。

 

虫歯にならない方がいいのは間違いないのですが、もし虫歯になってしまっても早期に発見できれば、短期間の治療で終わることが多いです。定期的に歯科医院に通ってメンテナンスをしていくことをおすすめします。