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顎関節症の症状と治療法について

2021.12.16 14:18:08

皆さまこんにちは。

本日も医療法人恵優会にご来院いただき誠にありがとうございます。

今回は「顎関節症の症状と治療法」についてお話させていただきます。

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顎関節症は、虫歯・歯周病にならぶ第3の歯科疾患とも言われ、学校歯科検診にも取り入れられている程、重要な病気であると考えられます。

顎関節症の症状は、顎の関節や顎を動かす様々な筋肉に何らかの異常(負荷や感染)が生じる事で、「ものを食べる時に痛い」とか「口がいつもより開きにくい」、「左右の顎の付け根からカクカク音がする」という症状がでることが多いです。

また、日本の疫学調査の結果では、顎の関節に何らかの症状を持つ人は全人口の7~8割に上ると報告されており、比較的ポピュラーな病気であると言えます。(H28年度歯科疾患実態調査より一部抜粋)
顎関節症の原因は、主に歯の咬みあわせの違和感・異常や、歯ぎしり・食いしばりであることがほとんどです。例えば、セットした被せ物や詰め物の咬み合わせがあってない状態で長期間の食生活を送ったり、古い入れ歯を無理やり使用し、顎にストレスをかけたりすることにより、顎関節の症状が出ることがあります。以下に顎関節症の症状の例を示します。

[顎関節症を疑う症状]
・口を開閉すると痛みがある。   ・顎の付け根付近を触ると痛い。
・いつもよりも口が開きにくい。  ・カキッ/ポキッという音がする
・肩こりがひどくなった。                 ・・・等

            
もし、顎関節症になってしまった場合、症状が軽ければ自然に治まることありますが、経過次第では、治療を受けた方が良いかもしれません。顎関節症の治療法としては、対症療法がメインであり、以下のような方法があります。

[顎関節症の主な治療法]
Ⅰ)内服治療
痛み止め(ロキソニン等)を使用し、症状を和らげます。筋肉が強張ることで、顎関節周囲の筋肉が硬くなっている場合、筋肉をほぐす薬を併用する事もあります。

Ⅱ)マウスピースによる治療
上顎の歯型をとり、ビニールで出来た(あるいはプラスチック)マウスピースを夜間寝る時に口の中に入れる事で、顎の筋肉の負荷を和らげます。食いしばりが激しいと、時々穴が開いて破損する事もあり、その際は作り直す事もあります。保険適応で、約3000円程度でお求めになられます。

Ⅲ)筋肉のマッサージによる治療
ちょうど顎の付け根のあたりを指で円を描くようにゆっくりマッサージすることで、一定の効果があると思われます。また、入浴後など顎の筋肉を温めた状態でマッサージするとより良いと思われます。
いかがでしたでしょうか?顎の症状や治療法についてお話させていただきましたが、もしこんな時は?とか、こういう症状出たら?とか疑問がありましたら、遠慮なく院内スタッフまでお気軽にご相談下さい。
歯科クリニックではこれが一般的な治療となりますが、症状が重症だった場合、大学病院での治療となります。その場合、紹介状が必要になることが多いです。クリニックで紹介状を出すことが可能ですので、よろしければご相談下さい。

 

お口のことで何か気になることがございましたらお気軽にご相談ください!

最後までご覧いただきありがとうございました。

よろしければ「マウスピースの役割★」もご覧ください。

 

 

-医療法人恵優会-

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