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感染症と歯科治療について

2019.06.02 08:30:37

皆さんこんにちは。 院長の近藤です。

今回のテーマは、「感染症と歯科治療について」です。

 

歯科治療は皆さんがご存知の通り、歯を削ったり抜いたり、クリーニングをしたりと、患者様の血液や唾液などに触れる処置がほとんどです。

この血液や唾液は感染の大きな原因となります。患者様、そして医療従事者である私たち自身を守るためにも、感染予防対策はとても重要です。

 

感染の種類


 

感染症にはたくさんの種類があります。皆さんの中でも多くの人が罹ったことのあるインフルエンザも感染症の一つですし、テレビやネットのニュースなどで聞いたことのあるエイズや結核なども感染症です。

 

感染症の分類にも様々ありますが、感染経路により以下の3つに分類できます。

血液感染
血液や体液を介して感染します。唾液も体液のひとつです。

HBV(B型肝炎ウイルス)、HCV(C型肝炎ウイルス)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

 

空気感染

くしゃみや咳で出た水滴が蒸発し、細菌やウイルスが粒子になり空中に浮遊したものを吸い込むことで感染すること。

結核、水痘、麻疹などがこれにあたります。

 

飛沫感染

くしゃみや咳で出る細かい水滴の中に感染症の原因となる細菌やウイルスが含まれていた場合に、これを吸い込むことで感染すること。

風疹、流行性耳下腺炎(ムンプス)、インフルエンザなどがこれにあたります。

 

 

菌やウイルスが体内に入ったら病気になってしまう?

 

細菌やウイルスが、血液や体液に触れたり、吸い込んでしまったりで、すぐに感染症が発症するわけではありません。

感染が成立するためには病原体(感染源)、感染経路、宿主(私たち一人一人)の感受性の3つの要因が全てそろわなければいけません。上記の細菌やウイルスの感染力にも差がありますし、私たち一人一人の免疫力も違います。

つまり、感染症の予防のためにはこの3つの要因に沿って、対策を立てる必要があります。

 

病原体(感染源)

・感染源または感染者の早期発見・消毒・滅菌

・伝播防止(治療や隔離)

 

感染経路

・マスクやグローブの着用

・使い捨てのものを使用

 

宿主の感受性

 

・健康の保持増進(休養、栄養、運動など)

・手洗い・うがい

・予防接種

 

 

歯科医院では患者さんの唾液や血液に触れることが多いため、感染予防対策が強く求めれらます。私たちは、患者様により安全で快適に治療を受けていただけるよう、感染予防対策にも力を入れています。
患者様から患者様への感染を防ぐために、診療室のテーブルや治療器具の保護、器具の洗浄・消毒・滅菌、患者さん毎のグローブの交換、使用後の椅子やコップトレー・ガラス鉢等のうがいスペースの消毒を行っております。

また、感染症の患者様の治療も積極的に行なっております。

より安全に治療ができるよう、術前の申告をお願いいたします。

 

 

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