医療法人 恵優会

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歯が溶ける?知っておきたい「食生活と歯の関係」

2019.11.24 08:30:00

皆様こんにちは。
本日も医療法人恵優会にご来院頂きありがとうございます。

今回は、食生活と歯の関係についてお話をさせていただきます。

 

1 酸と歯の関係


通常、お口の中のpHは6.8でほぼ中性ですが、飲食を行うとむし歯の菌が糖分を分解して酸を発生させることにより酸性になります。pHが5.5~5.7以下になると歯は溶けはじめます。

アルカリ性の唾液の成分と反応して、約15分間かけて中性に戻ります。
その15分間の間に歯は溶かされ、むし歯のリスクが高くなります。



 

この酸性から中性に戻るまでに要する時間を表した曲線のことをステファンカーブといいます。

 

2 むし歯のリスクが高くなる食べ物


むし歯菌の栄養である砂糖(スクロース、ショ糖)の摂取量が多いと、お口の中が酸性になるだけでなく、歯につく汚れ(プラーク・歯垢)は粘着質になり、歯磨きをしても落ちにくくなります。また、酸性の飲食物の摂取も歯を溶かす原因となります。

具体的には、あめ、ガム、キャラメル、スナック菓子、柑橘類、炭酸飲料、清涼飲料水、お酢、ヨーグルトなど



特に、口の中に長く留まる、糖分や酸度の高い飲食物の摂取には注意が必要です。

0キロカロリーの炭酸飲料や炭酸水もph4.6で酸性のため、糖分は入っていなくても歯が溶ける原因となります。

 

3 食生活の改善策


むし歯の発生を予防するには、「長時間の飲食(だらだら食べ)を避ける」、「スナック菓子やジュースを日常的に摂取しないようにする」、「柑橘類の丸かじりなどを避ける」などできるだけ口の中が酸性になっている時間を減らすことが必要になります。

デスクワークや、長距離の移動が多い方で、飴や甘い缶コーヒーをよく飲む、なども口のなかが長時間酸性になる原因となります。



ですが、糖分や酸度の高い飲食物の摂取を完全に断つことは難しいと思います。

できるだけお口の中が酸性になるのを防げるように、たとえば甘い物は食後すぐに摂る、間食は決まった時間に、食べている時間を短くするなど工夫できるとよいでしょう。



もうひとつ、寝る直前に食べないことも重要です。寝ている間は酸を中和するために必要な唾液がほとんど分泌されないため、朝まで酸性の状態になってしまいます。

「私はむし歯になりやすい」と思っている方も、食生活を見直し改善することでリスクを軽減することができます。



 

さらに、3ヶ月ごとの定期検診を受診して目に見えない汚れを落とすことで歯の健康を保つことができます。困ったことがあれば、お気軽にご相談ください。

むし歯に関する詳細は「むし歯治療」をぜひ、ご覧ください。

-医療法人恵優会-

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