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歯と骨の構造

2018.11.25 08:30:13

本日も医療法人恵優会にお越し頂きありがとうございます。
今回は「歯と骨の構造」について投稿させていただきます。

 

 

歯と骨の構造


 

皆さんは、歯と骨がどのような構造で成り立っているかを知っていますか?

口腔内は様々な組織で構成されています。

まずは、歯の構造についてお話させていただきます。

 

 
歯は3層に分かれておりそれぞれに特性があります。



 

 

1.エナメル質
歯の表面はエナメル質といわれる人体の中で最も硬い組織に覆われています。ですが、エナメル質は酸に弱く、食事や胃酸などで溶けてしまいます。エナメル質が溶けることが虫歯の原因となります。エナメル質表層の初期虫歯は殆ど痛みがありません、適切なブラッシングをしていただく事で治る可能性もあります。



 

 

2.象牙質
エナメル質の内側には象牙質と呼ばれる組織があります。こちらの組織は外側のエナメル質よりも軟らかく表面には細やかな穴が開いていて歯の神経とも繋がっている為、エナメル質の溶解が進み、象牙質が露出すると、温かいものや冷たいものがしみるといった症状が出て来ます。



また、歯周病や老化などで歯茎が下がった場合も象牙質が露出するので同様の症状がでてきます。

 

 

3.歯髄
象牙質の内側、歯の根管部には歯髄(歯の神経)と呼ばれる組織があります。こちらは血管・リンパ管の結合組織で、木に例えると全体に栄養を送る根っこの様な役割をしています。その為、この層まで虫歯が進行してしまうと強い痛みが伴い、神経を取る治療が必要になりますが、神経を取ってしまうと歯に栄養が行かなくなりますので歯の寿命が半分以下になってしまうといわれています。



 

大きく分けて歯はこの三層で成り立っています。

 

 




歯と骨はどのようにくっついてるのか疑問に思ったことは無いでしょうか?

 

歯が骨に埋まっている状態は、釘が板に打ち付けられている状態に似ているため釘植(ていしょく)と呼ばれています。

・釘植とは ...... 歯根と歯槽骨との結合のこと、歯と骨は結合組織の歯根膜によって結合されます。

・歯根膜とは ...... 歯と骨の間にある膜のことを呼びます。

歯根膜は歯根部分のセメント質と歯槽骨の間を結びつけるクッションの役割をしています。それだけでなく、触覚や痛覚といった感覚があるので、咬んだときの硬さや微妙な感触、刺激を感知して脳に伝えてくれます。

 



 

もし、虫歯ではないのに痛みがある・歯軋りや食いしばりをして歯が痛む...。このような方は、歯根膜の炎症による痛みが出ている可能性があります。

気になることがありましたらお気軽にスタッフにお声掛けください。

 

今回は「歯と骨の構造」の投稿でした。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。
宜しければ こちら(虫歯の段階について)もご覧ください。

 

 

 

 

 

 

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