2017.08.05 11:49:34
皆さんこんにちは。
本日もおおたモール歯科、メディカルモール歯科にご来院いただきありがとうございます。
今回は当医院で行なっているクリーニングについてご紹介していきます。
クリーニングとは…
歯の表面についた歯垢(プラーク)、歯石、コーヒーや茶渋などでついた軽い着色汚れをきれいに落とす歯のお掃除です。
まず、歯垢(プラーク)と歯石の違いについて説明していきます。
歯垢(プラーク)とは、、、
歯の表面に白くネバネバした軟らかいものがついてきます。これが歯垢(プラーク)です。これは食べかすではなく細菌の塊です。
歯垢の段階では歯磨きでしっかり取り除くことができます。
歯石とは、、、
歯垢(プラーク)が石のように硬くなったものです。
歯磨きで磨き残した歯垢が唾液の中のミネラルと結合して硬くなって出来てしまいます。
歯に残ってしまった歯垢はたった二日程度で歯石となってしまいます。
歯石の段階では歯磨きでは取り除くことができません。
歯石をそのままにしておくと…
歯石は歯磨きだけでは取り除くことができないので、その周りにたまった歯垢も歯磨きでは完全に取り除くことは難しいです。
どんなに歯磨きを頑張っても歯石は少しずつ増えていきます。
歯石の表面はボコボコしているので歯垢が付きやすく細菌がさらに集まり、歯肉の炎症を広げていきます。
それでは、クリーニングはどのようなことをしているか紹介していきます。
・歯周病検査
1)歯周ポケットの深さ
歯周ポケットとは歯と歯茎に出来た隙間の事です。歯周病の進行度を調べます。
2)検査時の出血の有無
歯肉の炎症度を調べます。
3)動揺度
歯周病の進行に伴い歯の動揺(グラグラ)が生じます、その動きの程度で進行度を調べます。
・超音波スケーラーによる清掃
超音波スケーラーという金属製のチップを振動させる機械で歯周ポケット内の洗浄、歯石、着色を優しく取り除いていきます。
・デンタルフロスによる清掃
歯と歯の間の歯垢除去に隙間専用の補助用具を用いて清掃していきます。
・ポリッシングブラシによる清掃
歯の表面にペーストを塗り、ブラシで歯を磨いていきます。ペーストにはトリートメント効果があり歯をツルツルさせコーティングしていきます。
そうすることで歯垢がつきにくい歯面に仕上げます。
・フッ素塗布
フッ素には、エナメル質を強くする、フッ素がエナメル質の成分と似ているので歯を強く丈夫にする、酸を抑制するので虫歯になりにくくする効果があります。
定期的に塗ることでより効果を発揮します。
最後に、、、
歯の表面には歯垢(プラーク)、歯石、着色、細菌など歯ブラシだけでは完全に取り除くことが難しい汚れが毎日少しづつたまり歯周病を進める原因となってきます。
患者さまからよく、クリーニングだけでも定期的に受けにきて良いですか?とご質問を受ける事があります。
『ぜひお越しください!!』
歯周病はどれだけ意識していても年齢と共に進行してしまう病気です。
日常での歯ブラシ+定期的な歯科でのクリーニングを行なうことで少しでも歯周病の進行を予防し、元気な歯を維持し
私たちと一緒に大切な歯を守っていきましょう★