皆さんこんにちは、おおたメディカルモール歯科院長の生方です。
年末年始、たくさんの御来院ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、抜歯の処置の時に用いることの多いお薬、「テルプラグ」についてお話をしようと思います。
抜歯をした時にできる穴ですが、この穴はふさがるまでにどうしても時間がかかったり、何もしないと歯を抜いたところに「骨の再生」よりも「歯肉の再生」が早く起こってしまい、骨があったところがへこんでしまい、歯肉もへこんでしまうことが多いです。
このようになると、歯肉の形が変わってしまうといった問題や、骨が少なくなってしまうことによってインプラントを抜歯後に希望されるときなどにそれが困難になってしまう、などといった問題が起こりやすいです。
また、抜歯をした所はその部分はいわば「怪我をしているのと同じ」傷口なので、出血が中々止まらなかったり、痛みや腫れが起こったり、穴に食べ物が入り込んでしまったりします。
テルプラグは、こういった抜歯による問題点を改善させやすくする上で、とても有効なお薬だと言えます。
テルプラグを入れると、その中に周囲の細胞や血管が侵入し、その上に上皮が入っていき、骨の吸収を防いでくれます。
これを抜歯後の傷の中に入れることにより、
・傷口の保護
・歯肉の中の骨の吸収を抑制する(抜いた後にインプラントを入れる場合、とても治療がしやすい環境になる)
・止血効果
・食べ物などが傷口の穴に入り込むのを防ぐ
・腫れや痛みを和らげる
といった効果があります。
このお薬は、身体の中で自然に吸収されていくものなので、後から取り出すなどの処置も必要ありません。
このお薬のデメリットとしては、保険が利かないので患者様の負担金として当院では2000円かかる、といったことが上げられます。
何が何でも抜歯したら必ず入れなければいけない!というわけではありませんが、入れたほうが明らかに治りがよくなり、オススメだといえるお薬です。
当院では親知らずの抜歯等の外科処置も数多く行っておりますが、こういったお薬の使用なども含め、患者様が少しでも痛み等を少なく処置にのぞめるよう考慮して診療を行っておりますので、是非遠慮なく相談してください。
おおたモール歯科 →飯塚町のベイシアパワーモール内
おおたメディカルモール歯科→イオンモール太田様隣の安眠の湯様敷地内にあるメディカルポート太田に併設
(内科・耳鼻咽喉科も併設しております。)
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スタッフ一同