医療法人 恵優会

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ドライソケットについて

2018.08.05 08:30:17

皆さん、こんにちは。おおたモール歯科の勝又です。
本日もご来院いただきありがとうございます。

今回は、ドライソケットについてお話させて頂きます。

 

 

ドライソケット


 

皆さんは歯科に行った際に、ムシ歯や歯周病、親知らず周りにできた炎症を取り除くために、原因となる歯の抜歯を提案されたことはありませんか?

その抜歯治療の後に、ぜひ気を付けて頂きたいのが、今回のテーマである「ドライソケット」です。

 

「ドライ(乾いた)ソケット(穴)」という、歯科特有の造語になりますが、このドライソケットとは文字通り、歯を抜いた後、骨の穴(抜歯窩)の中にできたかさぶた(血餅)が剥がれて覆うものがなくなり、骨の表面がカラカラに乾いてしまうことで、強い痛みがでてきてしまう症状のことをいいます。

歯を抜いたあと、唾液に混じって血がいっぱい出るの見て不安に感じる方もいるかと思いますが、この多量の血液が骨の穴の中を覆うことで、傷口を保護し、さらには穴を再び骨に置き換えるための重要な役割を担っているのです。

 



 

 

ドライソケットの症状


・抜歯後2~3日でズキズキとした激しい痛みが出る
・痛みが長引いて弱まらない(2週間、あるいはそれ以上)
・特に飲食時の刺激で痛む

ただし、骨を削るような親知らずの抜歯の際にも、痛みや腫れが強くでることがあります。これはドライソケットとは呼びません。

 



 

 

原因


・歯の炎症が長引いて骨が弱っていた
・何度もうがいをする
・強いうがいをする
・歯ブラシで傷口を刺激する
・傷口を指や舌触る
・喫煙
・当日の飲酒
・激しい運動や長湯

など、術後~3日の間にかさぶたができにくくなることをしたり、過剰なケアをすることで起こることが殆どです。

当院では「抜歯後の注意点」を全ての方にご説明させて頂き、説明後は用紙にまとめた物をお渡ししております。

 

 

ドライソケットの治療


再度しっかりと麻酔をさせて頂き、骨の中を少し刺激し、再び骨の表面にかさぶたができる(再搔爬/さいそうは)ようにします。症状が強い場合は、抗生物質を穴に詰めて痛み止めを処方し、痛みの経過を見ます。

 

痛みや虫歯のリスクを取り除くために受けた治療なのに、さらに強い痛みを起こしてしまったら大変ですよね。

なので、歯を抜いた後の注意事項をよく守っていただき、痛みが少しでも早く、良くなって頂ければと思います。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

宜しければこちら(親知らずの抜歯について)もご覧ください。

 

 

 

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