こんにちは。本日もご来院頂きありがとうございます。今回は上唇小帯切除についてお話ししていきます。

 

 

上唇小帯切除

 

上唇小帯とは？

上唇の裏側の真ん中から歯茎に伸びるスジを上唇小帯と呼びます。この上唇小帯は年齢とともに形等も変化してきます。しかし、上の前歯が、永久歯に生え変わっても歯と歯の間に小帯が入り込んでいるような場合を、上唇小帯の「付着異常」と診断されます。

 

何が問題なのか

この上唇小帯のスジが原因で上の前歯の歯間が閉じることができずに正中離開（すきっ歯）になることがあります。


 

治療方法は？

正中離開が懸念され、上唇小帯の付着異常であると診断された場合は麻酔をして、メスなどで小帯を切って縫う上唇小帯切除術という治療が行われます。処置時間もそれほどかからず、難しい処置ではないです。

 

処置のタイミングは？

上唇小帯の付着異常の程度と正中離開の程度、歯並びの予測に基づいて行なわれます。軽度のものであれば、すぐに上唇小帯切除術を行なうことはせずに、経過観察していって大丈夫だと思われます。

上唇小帯に関して、一般的な障害として正中離開が考えられます。しかし、正中部の過剰歯の存在や歯の欠損、また指しゃぶりや舌癖などからも起こるので、これらの可能性も考えられます。

もし気になるようでしたら、かかりつけの歯科医院を受診して相談してみてください。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

宜しければこちら（過剰歯について）もご覧ください。

 

 

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