2017.12.05 12:54:15
皆さん、こんにちは♪
おおたモール歯科の野崎です。
今回は入れ歯安定剤についてお話したいと思います。
入れ歯安定剤の役割とは?
入れ歯が外れやすいなど安定が悪い時に、入れ歯の密着性を一時的に高めるため使用されることがほとんどです。
歯茎と入れ歯をより密着させることで安定感が生まれるため、噛む力の弱い高齢者でも固い食べ物もしっかりと噛むことができます。
入れ歯安定剤を使用するにあたり、知っておきたいこと
①入れ歯安定剤は正しい用法用量で使うことが大切。
②化学薬品を使用している性質上、アレルギー反応を起こしてしまう可能性がある。
③入れ歯が当たって痛い、外れてしまう、入れ歯と歯茎の間にものが入り込む等の不具合を軽減・改善できる。
④入れ歯安定剤を長期間使用していると、噛み合せがずれていき、歯茎がブヨブヨに柔らなくなってしまい、上手くはめ込むということができず安定しなくなってしまう。そのため、一時的なサポートとして使用に適している。
⑤顎の骨が痩せてしまう、顎の骨の吸収など引き起こしてしまう場合がある。
⑥清潔に保つのが難しく、不潔になりやすい。そのため,口内炎の原因になることもある。
以上のように、入れ歯安定剤にはメリット・デメリットがありますが、正しい用法、適度な使用頻度を守り、入れ歯安定剤を使用することでよりお食事を楽しめたり、会話がしやすくなったり、思いっきり歌を歌ったり、、、生活をより楽しく豊かに送ることができます。
お悩みの一時的な解消法として使用するのは問題ありませんが、長期使用はおススメはしません。
定期的に歯医者さんでのメンテナンス・アドバイスを受けることが重要です。いつでもご相談等、お待ちしております。健康ライフを送りましょう。