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子どもの虫歯予防と食生活

2021.03.07 08:30:25

 

皆さんこんにちは!

いつも医療法人恵優会に来院していただきありがとうございます。

今回は「子供の虫歯予防と食生活」についてお話しさせていただきます。



お子さんの虫歯予防と聞くと、歯科医院での『フッ化物の塗布』や『ブラッシング指導』を思い浮かべる保護者の方が多いかと思います。

確かに、歯科医院で塗布できるフッ化物の濃度は9000ppmと、高濃度のフッ素を使用しています。

しかし歯科医院で定期的にフッ素塗布やブラッシング指導を行っても、お家でのケアがきちんとできていないと、残念ながら虫歯になってしまいます。

 

お家で出来る虫歯予防の中で意識していただきたいのが、『食生活』です。

食生活では主に①食事の時間管理 ②キシリトールの摂取 を意識的に行っていただくと、大きな虫歯予防になります。

 

  • 食事の時間管理


虫歯の元となる糖質を摂取させない、という事は生活上難しいですよね?😢

なので、糖質は3時間あけて摂取させましょう!例えば…9時に朝食を食べたら12時に昼食、15時におやつ、18時に夕食といったスケジュールです。

飲食後、お口の中では、細菌の生み出す酸や飲食物の酸により歯の成分が溶け出します。

(この現象を脱灰といいます)その後、唾液の働きで脱灰した成分を元の状態に戻していきます。(この現象を再石灰化といいます)甘いものが口の中にあると、唾液が歯を修復する時間が取れません。だらだら食べを止め、各食事やおやつの時間内に糖質を摂取することを心がけてみてください!

お菓子やジュースが好きなお子さんには、各時間内にあげましょう!

 

  • キシリトールの摂取


外出先などで食事の後、すぐに歯磨きができない事がありますよね。

そんな時に虫歯予防に効果的なのが『キシリトール』です。

キシリトールの主な効果は以下の通りです。

1.虫歯の発生と進行を予防する

私たちの口の中に存在する「ミュータンス菌」は、虫歯の原因となる細菌で、糖分をもとに

「酸」を作り出します。この酸が、わたしたちの歯の表面を少しずつ溶かし、虫歯にしてしまいます。キシリトールは、ミュータンス菌の活動を弱める働きをしてくれます。

2.虫歯になりかけた歯を修復してくれる

キシリトールは、唾液中のカルシウムの濃度が高め、酸で溶かされて虫歯になりかけた部分を修復してくれます。

 

キシリトールの配合量は市販のものと歯科医院で販売されているもので変わります。

100%配合のキシリトールガム等は、摂取数が少なくても効果があります。

100%配合のキシリトールガムは市販ではなかなか販売されていないので、ぜひかかりつけ医院で相談してみてください!

 

お子さんの大切な歯をご家庭と歯科医院の両方向で守っていきましょう!



ご不明な点等あればいつでも医院までお問い合わせください。

最後までご覧頂きありがとうございました。

よろしければ「フッ素について」もご覧ください。

 

 

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