医療法人 恵優会

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メンテナンスの重要さについて

2016.02.02 16:25:50

皆さんこんにちは。おおたモール歯科、歯科医師の生方です。
皆さんは有意義な年末年始を過ごせたでしょうか。
私達はといえば、年末年始共に非常に多くの患者様に来院して頂き、多くの方に当医院を頼って頂き、1日1日がとても充実したものになっていたと思います。

ただ、昨年の年末年始と比較して違うのは、お痛みがあって来院されたりの治療の患者様だけでなく、クリーニングや定期健診に来てくださる方が増えているということです。これも、私達がお話しする予防のためのメンテナンスの重要性を理解し、信頼してくださる方が増えたということで、医療人としてとても嬉しい限りです。
しかしながら、全ての患者様に予防メンテナンスの重要性が伝わっているかといえば、それはまだまだ十分というわけでもなく、それまで治療は通って頂いても、メンテナンスには中々理解して頂けなかったり(これは我々の力不足でありますが・・・)、痛みなどの症状があるときのみの痛みの来院…という方がまだまだ多いのも事実であり、課題でもあります。

歯科疾患において厄介なのは、虫歯にしろ歯周病にしろ、進行して本当に悪い状態にならないと症状が出にくいということです。なので、「痛くなったから、歯科に行こう」と思って来院されるとかなり大変な治療になったり、回数がかかる。だから、歯科に通うモチベーションが下がる…という悪循環になってしまう人も少なくないかも知れません。症状が出てから歯科に行くでは、実は遅いのです。
そのため、「悪くなる前に」、また「悪くなるのを防ぐために」メンテナンスに通うということがとても重要なのです。

数年前、トヨタ自動車のボスターで「歯医者さんでメンテナンスをするのと同様に、車のメンテナンスをしっかりしよう!」といった趣旨のものがありました。日常的に使う車を「特に悪いところがないからメンテナンスしない」という人はあまりいらっしゃらないと思いますが、同様に日常的に使う歯に関しては車ほどこういった意識がない方が多かったかもしれません。
もしかしたら、「自分はしっかり歯を磨いているから大丈夫!」と思ってしまっている方も多いかもしれませんね。
しかしながら、定期健診が習慣づいているスウェーデンでは80歳になった時の残存歯が平均19.5本なのに対して、日本ではわずかに6.8本。このような差が、データとして現れてしまっています。これは、私達歯科医がこれまで「どうしたら予防できるか」を考えてこなかったということ、またそれを患者様に伝えてこなかったことが原因だと思います。

それでは、歯を残すためにはどのようにしていけば良いのでしょうか?
おおたモール歯科では、患者様におよそ3ヶ月に1回の頻度で来院して頂き、虫歯のチェック、歯周病の検査、歯石取り、口腔内の清掃状態の確認といったことを行っています。そして、患者様1人1人にあった口腔内ケアについて考え、アドバイスをさせていただいております。「しっかり磨いているから大丈夫!」と自分で思っていても、案外磨き残しが多く改善が必要なことは多いものです。
些細なことでも、ぜひ相談して頂けたらと思います。
「3ヶ月に1回も通わないといけないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、健診をせずに気づかない虫歯が大きくなって神経の治療となると、1~2週間に1回の通院が必要となってしまいます。
おおたモール歯科は、1月1日の元日以外は基本的に診療を行っております。
ぜひとも、皆様にはには、悪いところが無くともまずは歯科に来院し、定期的なメンテナンスを受けて、お口の中の健康を保ち、いつまでもしっかりと食事できる、笑顔溢れる充実した生活を送って頂きたいと思っています。
私達、おおたモール歯科がそのお手伝いを出来るならこれ以上の幸せはありません。

2016年も、1人でも多くの人にメンテナンスに来て頂けるよう、スタッフ一同今まで以上に、より良い歯科医院に取り組んでいきたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。