こんにちは。松下です。もうすぐ三月ですね。このごろ少しずつ暖かくなってきましたね。
さて今日は歯科の機械について説明していこうと思います。その機械とは電気メスです。
電気メスとは
簡単にいうと余分な歯肉をとる機械です。メスだからといって刃物がついているわけではありません。先は細い針金がついており、歯肉を電気放電の強い発熱現象により瞬時に蒸散・消滅させ軟組織を焼き切ります。
電気メスの用途
1歯肉の切徐
どういう症例に使っていくかというと歯周病の一種の増殖性歯肉炎によって歯ブラシでお掃除してもなおらない歯肉などを治すためにつかわれます。
2歯肉圧排
歯茎まで虫歯になってしまっている場合最初の治療で歯茎を削りながら虫歯をとりますが、次回来院したときには歯肉が歯の上に乗っかっていることがあります。そのようなときに電気メスを使用します。
3膿瘍切開
C4という虫歯の状態だと歯根の先に膿が溜まります。そのことにより歯茎がニキビのように膨らんできます。膨らむことにより痛みがでるので電気メスにより潰して膿をだすことに使います。
4歯冠長延長
子供の歯の萌出する際に何年たっても歯の周りに歯肉がついている状態がありこのこと受動的萌出不全といいます。このようなときには電気メスなどによって歯肉をとり歯の長さを伸ばしたりします。
5.小帯整形術
小帯とは歯肉と頬側にある帯みたいな部分です。帯が長いとその間に歯がある場合正中離開になってしまいます。このような場合は電気メスで帯をとると歯並びに支障が無く萌出します。
6止血
怪我などにより血がとまらないなどの場合、血管を電気メスにより凝固させ止血することができます。
電気メスの注意事項
ペースメーカーを使用している方には電気メスは使用できません。ですので、最初に来院したときに問診表にはペースメーカー使用ついては必ず記載しといてください。
以上が電気メスについてのお話なります。
なにかわからいことがありましたら、僕やスタッフに気軽にきいて下さい。
おおたモール歯科一同