皆さんこんにちは。
本日もおおたモール歯科、おおたメディカルモール歯科にご来院いただきありがとうございます。
今回は「入れ歯のお手入れ」について更新したいと思います。
入れ歯って?
入れ歯は、お食事や会話の際に必要なだけでなく、体のバランスを保ち、転倒防止としても大切な役割を担っています。
お口に合った入れ歯を入れるとあごの位置や頭の位置が安定することで体のふらつきが減少します。お手入れの時以外の朝起きてから就寝前までは、いつもお口に入れておきましょう。
当たって痛い等で入れ歯をお口の中へ入れることが難しい場合は無理にお口の中へ入れなくても大丈夫です。
痛み等ある時は、歯科で入れ歯の調整をして下さい。
入れ歯をしばらく外しておく際は、入れ歯は乾燥すると変形や破損しやすくなるので、お水を入れた保管用の容器の中に入れてください。
就寝前のケア
就寝前は、歯磨き・粘膜ケア等の口腔ケアを行ってください。
入れ歯を外した後は入れ歯のケアだけではなく、残ったご自身の歯や粘膜のケアも行ってください。
入れ歯は、表面だけではなく入れ歯が当たっている歯茎や上顎等にも多くの細菌がついており、特に上顎や舌には、誤嚥性肺炎の原因菌が多く付着していることも分かっています。
❁就寝ケアで最も大切なのは、ブクブクうがい
ぶくぶくうがいは、お口の粘膜と入れ歯の間に付着していた食べかすや汚れを取り除いてくれます。
ぶくぶくうがいは・・・
*唇を閉じることができる。
*水を吐き出すことができる。
*お口を動かすことができる。
*鼻呼吸ができる。
上記に当てはまる方は上手に出来ます。難しい方は、無理にうがいをしなくても大丈夫です。その場合は、口腔ケアウエッティー等で口腔内の汚れを拭き取り、お口の中を綺麗に保ちましょう。
就寝時は・・・
就寝時は入れ歯を外し、流水で食べかすやヌルヌルしている歯垢を洗い流し、義歯用ブラシ等でしっかり磨き洗いします。ヌルヌルしているものは「デンチャープラーク」という入れ歯に付着する生きている歯垢で、粘着性があり、お水で流した程度では落ちないので必ず義歯ブラシで落としてください。入れ歯を磨く際は、磨き残しの無いように、優しく丁寧に端までしっかり磨いてください。
磨き終わったら、保管用の容器の中へ入れてください。
容器の中は洗浄剤を溶かしたお水を入れますと細菌の繁殖を防いでくれますので、おススメです。入れ歯を付ける際に、洗浄剤が付着したままですと炎症を起こしてしまう恐れがあるのでよくお水でゆすいで義歯ブラシ等を用いて洗ってください。
入れ歯は衝撃に弱く、落としてしまうと欠けたりひびが入ったりしますので、お水の入った容器の上で洗うことをオススメします。
当医院では、入れ歯洗浄剤は「フィジオクリーン キラリ」を取り扱っています。入れ歯を作った患者様に1人1個お渡ししています。販売も行っていますので、気になる方はスタッフにお声かけ下さい。
義歯ブラシ
入れ歯を磨くために作られたブラシです。一般的な歯ブラシと同じナイロンの毛で出来ておりますが、歯ブラシよりも硬さがあり入れ歯の頑固な汚れも落とせます。
歯磨き粉に含まれている研磨剤で入れ歯が傷つく場合があるので、歯磨き粉の使用は控えてください。
☺入れ歯を外して就寝すると・・・
*顎や歯茎や粘膜を休ませてくれます。
*だ液の分泌量の低下による細菌の繁殖を少なくしてくれます。
*小さな部分入れ歯の誤飲を防いでくれます。
入れ歯は生活をサポートしてくれる大切なものですが、お口にとっては異物でもあります。お口を休め、細菌の繁殖を防ぐための時間を作りましょう。
基本的に就寝時は入れ歯は外していただきますが、「入れ歯を入れて眠った方が顎の位置が安定する」という方はご相談ください。
今回は、「入れ歯のお手入れ」について更新しましたが、他にも分からないこと等ありましたらお気軽にお尋ねください♪
これからも、恵優会は皆様のお口の健康の手助けが出来るよう、精一杯診療に励みたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
おおたモール歯科
おおたメディカルモール歯科
スタッフ一同