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歯の加齢変化について

2019.06.09 08:30:24

皆さんこんにちは。院長の川田です。

 

口の中も年齢を重ねることで徐々に変化してきます。

今回は歯の加齢変化についてお話しようと思います。



 

①咬耗 摩耗




歯は長年の使用によって噛み合わせの面が自然に削れてきます。

これを咬耗といい、歯が平らになってしまいます。歯ぎしりをする癖のある方や、硬いものを好んで食べる方、また日中無意識に食いしばっている癖がある方の場合は進行が速いとされています。

噛み合わせ以外の原因で歯が削れてくることを摩耗といいます。これは過度のブラッシング等によって引き起こされてくる場合が多いです。

 

これらが進行してくると、噛む面が神経に近くなるため歯がしみる症状や、噛むと痛い等の症状がでることがあります。

軽度であれば削れてくぼんだ部位に樹脂の詰め物を、重度であれば被せ物を入れることで治療することが可能です。

痛みが強く神経まで炎症してしまった際には神経の治療が必要となる可能性もあります。

 

②歯の色の変化




 

先ほどの内容のつづきになりますが、咬耗・摩耗によって歯の表面のエナメル質が薄くなってきます。

これによりエナメル質の下の象牙質の色が徐々に濃く透けてくるようになり、黄色味がかった色になってきます。象牙質という名前ですので当然象牙色、いわゆるアイボリー色が透けてくるためなのですが、これによって黄色がかった感じに見えてきます。

こちらは歯の表面に色がついているわけではないので歯磨き等では落とすことが出来ません。気になる場合は歯のホワイトニングを行うことで改善が望めます。

歯の構造図



 

 

③歯が伸びる?




実際に歯が伸びるわけではありませんが、高齢になるにつれて歯周病が進行することで歯の周囲の歯を支える歯槽骨が吸収され歯肉が下がってしまいます。これによって相対的に歯の根元が露出し伸びたように感じてしまうわけです。

定期的に歯科でメインテナンスを受けることで歯周病の進行を予防することができます。

また、歯の根元いわゆる歯根が露出することによって虫歯になりやすくなってしまいます。

歯根の表面には頑丈なエナメル質が元々存在しないため外部からの刺激や虫歯菌に感染しやすくなるためです。

こちらも歯科でフッ素塗布をすることで歯を強化することで虫歯の予防ができます。

 

年齢を重ねることで全身の機能は少しずつ低下してきます。お口の中も同様変化してきます。

歯周病と虫歯は歯科でメンテナンスを行うことで予防することができます。

痛みが無くても定期検診を受けましょう!



 

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