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睡眠時無呼吸症候群について

2018.10.21 08:30:11

皆さんこんにちは、おおたメディカルモール歯科院長の生方です。
今回は、睡眠時無呼吸症候群についてお話をしたいと思います。

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群


 

睡眠時無呼吸症候群というのは、簡単に言えば眠っている間に呼吸が止まってしまうことを言います。
具体的には10秒以上の気流停止を無呼吸と定義され、無呼吸が一晩(およそ7時間の睡眠中)に30回以上、または1時間あたり5回以上あれば、睡眠時無呼吸という診断が医学的に下されます。

 

 

 

どのような影響を身体にもたらすのか


このようなことが起こると、身体の中の酸素が減っていきます。
それによってその酸素不足を補おうと、身体は心拍数を上げます。寝ている本人は気付いていなくても、このことで身体は睡眠中でも中途半端に覚醒するので、「睡眠をしているのに身体は休息を十分にとれていない」といった状態になってしまうのです。その結果、強い眠気や倦怠感、集中力低下などが引き起こされ、毎日の仕事や勉強にも支障がでてしまいます。

 



 

これらのことは、高血圧、糖尿病等の生活習慣病の方や肥満の方(気道周囲の脂肪が増すことによります)に起こりやすかったり、鼻炎などで鼻の通りが悪い方、また生まれつき下の顎が小さい方などに多かったりすると言われています。

 

 

 

治療法について。私たちにできることは・・・


睡眠時無呼吸症候群の治療法としては、まず上記のような生活習慣病の予防、治療が第一に重要だと思われます。暴飲暴食やアルコールのとりすぎに注意しましょう。また、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで元々鼻がつまりやすい人は早めに耳鼻科を受診してください。

私たち歯科の関係者がこういった症状の方にできることは、元々下の顎が小さくて無呼吸になりやすい場合に下の顎を誘導することで改善する「スリープスプリント」を作製することがあります。しかしながら、このようなマウスピースによる治療が効果があるのは限られたケースになって来ますので、例えば上記のような生活習慣病が原因の方に作っても効果がない場合も多いです。そのため、歯科でスリープスプリントを作りたい場合は内科等をまず受診し、本当にマウスピース治療が適切なのか診断してもらって紹介状を書いてもらってから歯科を受診していただけたらと思います(また、歯科でのスリープスプリントは紹介状が無いと保険診療の適用にならないのでご注意下さい)。



 

睡眠時無呼吸症候群は、それのせいで集中力の著しい低下、居眠り運転による大事故など、私たちの生活においてとても恐ろしい影響力をもたらしてしまう病気と言えると思います。

いびきを家族に指摘された、十分に寝ているはずなのに身体が重くてだるい、いつも疲労感がある、などの症状に悩まされている方などがいらっしゃれば、是非早めに内科等を受診して相談してください。
その結果として我々歯科関係者にできることがあれば、全力で力になろうと思っておりますので宜しくお願いします。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

宜しければ こちら(マウスピースの役割)もご覧ください。

 

 

 

 

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