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ホワイトスポットについて

2018.08.12 08:30:18

皆さんこんにちは。おおたメディカルモール歯科、深町です。
本日もご来院いただきありがとうございます。

今回はホワイトスポットについてお話ししたいと思います。

 

 

 

ホワイトスポットとは?




ホワイトスポット(白斑)とは、歯の表面に出来る白いシミのような斑点のことです。一見して目立ちませんが、よく見ると部分的な色の違いが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

原因


原因として下記のことがあげられます。
 

 

・初期虫歯


歯の表面のエナメル質がむし歯菌により酸性になることで、カルシウム成分が少なくなり、脱灰(歯の表面層が溶解する)を起こして白濁してしまう「初期虫歯」です。脱灰を受けた歯の表面は、光沢が無くなり濃い白い色の部分が目立つようになります。
 

 

・エナメル質形質不全


永久歯が歯茎の中で作られている段階でエナメル質の成長が妨げられ、そのまま永久歯に生え変わって白濁してしまう「エナメル質形質不全」の状態です。エナメル質に異常を生じる原因としては、外傷、高濃度のフッ素の摂取、乳歯の虫歯、栄養不足、遺伝などがあげられます。

 

 

 

治療方法


脱灰(歯が溶けてしまう)している場合は、再石灰化(溶けた歯が再び戻る)させることで治癒することができます。

唾液の中には脱灰された歯を再石灰化する成分が含まれ自然に治ることが期待できます。歯科医院で歯のクリーニングを受け、口腔内を清潔に保つことが重要です。

また、フッ素には再石灰化を促進する働きがある為、フッ素塗布を行い予防することも効果的です。

エナメル質形質不全の場合は、再石灰化による治癒は期待出来ませんが、以下のような治療方法があります。
 

 

・ホワイトニング


ホワイトスポットの範囲が小さい場合には、ホワイトニングで歯全体を白くして目立たなくさせることが可能です。ただし、元の歯の色やホワイトスポットの大きさによっては、かえって目立つこともあります。
 

 

・MIペースト


軽度のホワイトスポットの場合には、MIペースト(カルシウムやリンなどミネラルが配合されたペースト)を歯面に塗ることで改善することがあります。
ただし、即効性があるわけではなく、牛乳由来成分が配合されているため牛乳アレルギーのある人には使えません。
 

 

・ダイレクトボンディング法


ホワイトスポットの部分だけを少し削って、そこにコンポジットレジンとよばれる歯の色に似たプラスチック製の樹脂を詰める治療。

 

 

 

ホワイトスポットはクリーニングや普段の歯磨きで予防、改善できるものもあれば、治療しないと治せないものもあります。まずは定期検診を受けて綺麗な状態を保ち、早期発見・早期治療できるように頑張りましょう!
気になることがあればお気軽にご相談下さい♪

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

宜しければこちら(酸蝕歯について)もご覧ください。

 

 

 

 

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