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酸蝕歯について

2018.06.03 08:00:50

本日もご来院頂きありがとうございます。今回は酸触についてお話しさせて頂きたいと思います。

 

 

酸蝕歯


酸蝕歯とは酸の影響で歯の表面のエナメル質が徐々に溶けだしてしまった歯の事です。



 

 

 

原因


原因としましては、酸性の強い食べ物や飲み物を継続的に摂取するといった生活習慣から起因する事があります。また、現代では作業環境が改善され少なくなりましたが、酸性のガスを使用する職業の方や、摂食障害での嘔吐による胃酸から患う場合もあります。

酸性の食品というとあまりピンとこないかもしれませんが、皆さんの身近の食品や飲み物にも酸が多く含まれているものがあります。例えば柑橘系のフルーツやジュース、ビール、ワインにも、お酢を使ったドレッシングやお惣菜、おにぎりに欠かせない梅干しなど、普段から食べたり、飲んだりする機会がある方も多いのではないでしょうか。

近年では生活習慣の変化によりお子様でも酸蝕歯になってしまうケースも増えています。



 

 

症状


歯は表面の硬いエナメル層に守られていますが、この層が薄くなると歯が欠けやすくなったり、虫歯の進行が早まったり、知覚過敏症や、歯の中の象牙相が透けることで歯が黄色み掛かる等、様々な症状が出ます。

では具体的にどういった予防をしていけば良いのでしょうか?

 

 

予防


酸性の食品を取らないと言うのは歯にとって理想的ではありますが中々難しいかと思います。簡単に出来る予防策としましてはお口を休ませてあげることです。長時間お口の中が酸性になっていると、それだけエナメル質の溶解が進行してしまいますので間食を減らしていく事が大切です。また、唾液の分泌が酸を中和しますので、ガムを噛んだり、食後お口をゆすぐというのも簡単に出来る予防法の1つです。

 

 

治療


進行してしまった場合の治療ですが、しみる症状が強い場合は薬を塗布したり、あまりひどく症状が続く際には神経を抜いて被せものをするといった処置をするケースもあります。

しみる症状は虫歯や歯周病でも出る場合がありますので、もし気になる事がある場合はお近くの歯科医院で専門的な診断を受ける事をお勧めします。
早期に解消する事で大切な歯への負担を減らしましょう!

最後までお読み頂きありがとうございます。

宜しければこちら(知覚過敏について)もご覧ください。

 

 

 

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