医療法人 恵優会

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抜歯に至るまで

2016.11.25 19:16:49

こんにちは。おおたモール歯科 歯科医師の高橋です。

今回は「歯が抜歯になってしまう原因」について記載させていただきます。



まず、歯が失われる大きな原因は3つあります。①虫歯、②歯周病、③外傷 です。

①虫歯


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虫歯には大きくわけて4つの段階があり、段階ごとに治療法も変わってきますが、一番進行してしまったいわゆる4段階目の状態だと虫歯が骨の中まで進んでしまったり、残根といわれる歯の根の部分だけの残骸みたいになってしまった場合は、歯を保存するのが極めて難しくなります。
当院では、「なるべく削らない、抜かない」方針で極力患者様の歯を保存することに努める姿勢でいますが、虫歯が進行しすぎると保存することが難しくなり、炎症が強くなったり膿が多くなってしまうと他の歯にまで害をもたらすこともあるので抜歯せざるを得ない場合が出てきてしまいます。

②歯周病


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歯をよく磨かないと周りにプラーク(歯垢=細菌の塊)が付き、歯肉が炎症を起こし腫れて出血を起こします。
プラークの細菌は時間が経つと歯石となって歯に強く付着し、歯ブラシでは除去できなくなります。さらにその上にまたプラークが付くと炎症が進み歯を支える骨が溶けはじめます。
歯周病はほとんど痛みもなく進行するため、歯肉や歯が痛んだり揺れたりする頃には相当進行してしまっていることも多いです。
軽度や中等度の歯周病ならば歯石の除去などの治療で対処できますが、重度なものになって歯が大きく揺れ始めると治療は困難になり、抜歯という選択肢をとらざるを得ないということもあります。

③外傷


事故などで歯をぶつけて折ってしまったり、抜けてしまうことにより失われることがあります。

外傷の場合はできるだけ早めに歯科を受診してください。時間が経つほど、保存が困難になる場合が多いです。

大切なこととは


外傷は状況が様々なので不慮の事故など厳しい状態になってしまうこともありますが、虫歯と歯周病に関しては、「早い段階で歯科を受診して治療すれば多くの場合、抜歯を防げる」といえると思います。つまり、虫歯と歯周病での抜歯に関しては、防ごうと思えば防げるのです。

そして虫歯にしろ歯周病にしろ、かなり進行して重い状態にならないと自覚症状が出ないという特徴があります。

大切なのは、「痛いところ、悪いところがあったら歯科へ行く」ではなく、「悪いところ、気になるところが無くても定期的に歯科で検診、クリーニングを受ける」ということだと思います。

当院では、地域の皆様のお口の中の健康を守るため、「治療する」ことはもちろんですが、それ以上に「予防する」ことを大切にして、患者様がご自身の歯を生涯にわたって守り、ずっと健康で楽しく食事や会話を楽しみ続けることができるためのお手伝いを今後もしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

おおたモール歯科   →飯塚町のベイシアパワーモール内

おおたメディカルモール歯科→イオンモール太田様隣の安眠の湯様敷地内にあるメディカルポート太田に併設

(内科・耳鼻咽喉科も併設しております。)

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スタッフ一同